こんにちは!
与論島生まれ、与論島育ちのジャッキー(@jacky_top_2019)です。
本記事では、最近アート界隈で話題になっている最新技術「NFT」を使い、ヨロン島の絶景写真を出展した内容を紹介します。
本記事で紹介する主な内容は以下の通りです。
・NFT化したヨロン島の絶景写真
・NFTとは?
・NFT化した理由
NFT化したヨロン島の絶景写真
NFT自体を説明する前に、この写真をご覧くださいませ。
私が撮ったヨロン島のパラダイスビーチの夕日です。
キレイな夕日の写真ではありますけど、「ただの写真データ(jpg形式)」ですよね。
私は、この写真データを「NFT」でデジタルアート化し、(たぶん)世界で初めてヨロン島の写真をNFTマーケットプレイス(OpenSea)に出展しました。
それでは、具体的に「NFTとは?」、「なんでヨロン島の写真をNFT化したのか?」について紹介していきます。
既に話題になっているNFT
「百聞は一見にしかず」ということで、まずは既に世の中で話題になっている、NFTの事例を3つ紹介します。
▼BeepleのNFT作品が75億円で落札、アート界に変革の兆し
Beepleという、あまり有名ではないアーティストが描いたデジタルアートが、オークションに出展されたところ驚異の「約75億円」で落札されました。
▼人気急騰中のデジタルトレカ「NBA Top Shot」の高額取引ランキングトップ5
アメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」の選手がプレーしている動画が、デジタルトレーディングカードとしてNFT化されています。
驚くべきはその値段で、最高額は「約2,270万円」です。
▼日本初のバーチャルスニーカー(NFT)が発売から9分で完売。価格は約140万円
当たり前ですけど、スニーカーって、靴なので身につけるものですよね。
そんな、履けないスニーカーがデジタルデータとして約140万円で売れたという驚きの事実です。
以上、3つのNFTが大きく話題になったニュースです。
ニュース自体は、NFTの価格が高騰している内容がメインですが、本記事では「NFT自体の有効性や将来性」についても、紹介していきます。
ぜひ、最後まで読んでくださいね。
NFTとは?
「そもそもNFTってなに?」という方に向けて、できるだけ横文字を使わず、分かりやすく解説していきます。
NFTは、「Non-Fungible Token」の略で、ざっくり説明すると「替えのきかない唯一無二のアイテム」という意味になります。
たとえば…、唯一無二のアイテムとは、以下をイメージしてもらえると分かりやすいです。
- 指定席のスポーツ観戦チケット
同じ席のチケットはない - シリアルNo入りのスニーカー
同じシリアルNoはない - 有名画家が描いた絵画
手書きで全く同じ絵は描けない
これらは、一つとして同じものがなく、替えのきかないアイテム。
コピーができない唯一無二のアイテムを、デジタルデータ化したものが「NFT」です。
そして、デジタルデータであるNFTが世の中では、いくつかの「NFTマーケットプレイス」で出展されています。
NFT化できるアイテム
NFT化できるアイテムは、「デジタルデータ」に限られます。
すでに、世の中でNFT化されている主なデジタルデータは以下のとおりです。
- 写真
- 動画
- 音楽
- デジタルアート
- デジタルトレーディングカード
- オンラインゲームのアイテム
これらのアイテムをNFT化することで、「デジタルデータの所有権」が発行されることと同義になります。
つまり、自分だけがNFT化されたデジタルデータの所有者になれるんです。
所有権の仕組み
ここで、少し難しい話をしなければなりません。
「所有権って、どういう仕組みで成り立っているの?勝手にコピーされないの?」
ということが気になるポイントですよね。
デジタルデータの所有権は、「ブロックチェーン」という、仮想通貨(暗号資産)で、用いられている限りなくコピーされにくい、改ざん(改変)がしにくい仕組みで成り立っています。
ちなみに、ブロックチェーンを語ると日が暮れてしまうので、一言で簡単に説明すると「暗号化されたデータを利用者みんなで分散管理する仕組み」のことです。
あまり知られていませんが、意外なことにブロックチェーンは、パソコンとインターネットがあれば、誰でもアクセスできる状態にあります。
ただ、そのブロックチェーンにアクセスして、改ざんすることは現実不可能と言われており、所有権が守られています。
「ブロックチェーンがなぜ改ざんしにくいか」について、詳しく知りたい方は、日経クロスチェックの以下記事を参照してくださいませ。
▶参考:3分で分かるブロックチェーン
NFTのメリット:作成者が嬉しい
パソコンで扱う「写真・動画・音楽」といったデジタルデータは、簡単にコピーができるため、違法コピーや海賊版が世の中に出回っています。
結果、作成者(アーティスト)側は、本来得られるべき利益が入らない悲しい状況。
そんな状況の中でNFTは仕組み上、販売所からNFTが売れた場合に作成者に嬉しいメリットがあります。
それは「転売」でも制作者に手数料収入が入るということです。
転売=2次流通と置き換えることもできますが、これまでのアートは知らない場所で転売されても制作者には1円も入りませんでした。
ですが、NFTの場合は何度転売されても制作者側に手数料が入るという仕組みが確立されています。
今後、NFTが世の中で一般化された場合、作成者(アーティスト)側は、今以上に作品が高く売れ、収入が安定する可能性を秘めているんです。
ヨロン島の写真をNFT化した理由
私はヨロン島の写真をNFT化したわけですが、その理由は2つあります。
それでは、順番に説明していきますね。
理由1:アート作品の保護
私は2019年からヨロン島に関する発信を本Webサイト「ジャキ旅」やTwitter、Instagramで発信しています。
その活動中に、1度や2度じゃない頻度で、私の写真や記事が勝手に使われていることが分かりました。
簡単にいうと、何回もパクられてるんですね。
私は、プロの写真家でもない、ただ写真好きのブロガー。
それでも、自分の撮っている写真に愛着もあるし、ヨロン島の魅力的がきちんと伝わるよう、こだわって撮っています。
だからこそ、パクられるのは悲しい…。
そんな中、NFTという概念を知り興味を持ちました。
先ほど説明したように、NFTは写真だけでなく、自分で作成したアート作品の権利を第三者から守ることができます。
その可能性に興味があり、まず自分の作品をNFT化したという経緯です。
理由2:ヨロン島の財源確保
これはまだ私の勝手な妄想です。
ヨロン島には、写真家・画家・音楽家などのアーティストがいます。
そんな方々の作品をNFT化し、売れたらヨロン島としての財源確保になるのでは?と思いました。
ヨロン島は観光の島。
新型感染症により、ヨロン島の財政は厳しい状況です。
アーティスト個人が潤えば、自動的にヨロン島自体の財政も潤うと考えました。
最初は小さな活動かもしれませんが、ヨロン島全体が「NFTの島」になれば、話題性も作れますし、成功するのでは?と思いました。
具体的なプランはこれからですが、賛同してくださる方がいらっしゃれば、ぜひご連絡いただけると嬉しいです。
ジャッキーが出展しているNFTマーケットプレイス
私はNFTの出展先として、最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」を選びました。
選んだ理由は、一番有名なNFTマーケットプレイスだったので、安心があったからです。
ただ…、アマチュアの写真なので売れるとは全く思っていません(苦笑)
ちなみに、NFTは仮想通貨で売買するので、購入のハードル自体が高めですね。
また、「私もNFTを出展してみたい!」という方は、以下サイトを参考にしてくださいませ。
かなり難易度は高めですが、トライする価値はありますよ。
▶決定版!NFTマーケットプレイス「OpenSea」(オープンシー)の使い方 [基本編]
まとめ:ヨロン島の絶景写真をNFTデジタルアートとして出展
最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事では、ヨロン島の絶景写真をNFTデジタルアートとして、出展したことを紹介しました。
NFTは、今後アーティストの方々には浸透していく技術だと確信していますので、先取りして体験してみた感じです。
賛同してくださる方は、ぜひ一緒に盛り上げていければと思います。
それでは!
与論人ジャッキー(@jacky_top_2019) でした!