こんにちは!
与論島生まれ、ヨロン島観光大使のジャッキー(@jacky_top_2019)です。
『飛行機は高いから安くフェリーで行けたらいいなぁ~』と思っている方、いませんか?
この記事では、与論人だからこそ分かるフェリーを使った与論島まで安くアクセスする方法について紹介します!
この記事を参考にして一番安く、一番効率の良い方法で、与論島に行ってくださいね。
本記事で紹介する内容は…
・最安値で与論島まで行く方法
・フェリーのメリット・デメリット
・おすすめのフェリー会社
・台風でフェリーが欠航した時の対処法
この記事を読むと、フェリーに乗る基本情報や台風シーズンが重なった時の対処法が分かります。
ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
結論:与論島まで最安値で行く方法【フェリーがおすすめ】
まず結論として、与論島まで最安値で行く方法を紹介します。
※例:東京→沖縄(那覇)→与論島
- 東京→沖縄(那覇):飛行機
LCCや早期予約便を利用 - 沖縄(那覇)→与論島:フェリー
那覇からフェリーを利用
最安値で与論島に行くには、まず「沖縄(那覇)」に行く必要があります。
那覇経由の 「LCC or 早期予約便の飛行機 + フェリー」が、間違いなく一番安く与論島まで行く方法です。
予約するタイミングが早ければ、東京(羽田)から与論島まで、片道(飛行機+フェリー)¥12,000以内で行けることも!
フェリーの値段
2023年3月現在、沖縄(那覇)~与論間のフェリー代金は、大人¥3,510/子供¥2,790です。
飛行機の場合は、時期や予約タイミングにもよりますが、沖縄(那覇)~与論間で「¥10,000~¥16,000」の間になります。
フェリーだと飛行機に比べて、めちゃ安く与論島に行けるんですよ。
フェリーを利用した際の所要時間
フェリーに乗船した場合の時間は、以下の通りです。
- 那覇港→与論港(供利港)
約5時間 - 本部港→与論港(供利港)
約2時間40分 - 鹿児島新港→与論港(供利港)
約19時間30分
フェリーに乗る際のデメリットの1つは、飛行機に比べて時間を要すること。
那覇港~与論港ですら5時間もかかるので、鹿児島新港からフェリーに乗る場合は、時間に余裕がある時にご検討くださいませ。
ただ、フェリーは飛行機よりも値段が安いので、少しでも旅費を節約したい方は那覇港経由のフェリーなら検討の余地はありです!
与論人の私もお財布事情が厳しい時は、フェリーに乗っています。
与論島までの航路【3パターンあり】
与論島行きのフェリーは、「沖縄」と「鹿児島」から出航しています。
以下、東京(羽田)から与論島に行く場合のルート例です。
- パターン1
羽田→沖縄(那覇港)→与論港 - パターン2
羽田→那覇(本部港)→与論港 - パターン3
羽田→鹿児島(鹿児島新港)→与論港
それではまず、沖縄経由で与論島に行く方法を詳しく紹介します。
フェリーの航路 上り:沖縄→与論島
沖縄から与論島に出航している港は2ヶ所あります。
- 那覇港→与論港(供利港)
- 本部港→与論港(供利港)
沖縄 那覇港の場所・行き方
※スマホで地図内の青字「その他のオプション」をタップするとGoogleマップアプリが起動します
那覇空港から那覇港(那覇ふ頭船客待合所)へのアクセスは、簡単かつ近いので、サクッと行けますよ。
那覇港へ行くには、那覇空港からゆいレール(沖縄のモノレール)に乗り、旭橋駅下車、徒歩約15分で那覇港に到着します。
チケット購入場所:那覇ふ頭船客待合所
那覇ふ頭船客待合所に入り、フェリーのチケットを購入してくださいね。
余裕をもって6時30分頃に行くことをおすすめします。
フェリーの予約方法
与論島行きのフェリーは「マリックスライン」「マルエーフェリー」の2社で運行しています。
予約受付は2社ともに電話とインターネット(WILLER)です。
※オフィシャルHP、スマホアプリで予約は出来ないのでご注意ください
与論島行きのフェリーは、電話予約・インターネット予約の両方に対応しています。
予約しやすい方法を選んでくださいね。
沖縄 本部港の場所・行き方
※スマホで地図内の青字「その他のオプション」をタップするとGoogleマップアプリが起動します
こちらが本部港の場所です。
本部港には那覇空港からやんばる急行バスで行けますが、「片道約2時間 / ¥1,850」かかります。
片道の時間と費用を考えると、本部港近辺で用事がない限りは、那覇港から乗船した方が便利ですよ。
フェリーの航路 上り(沖縄→与論島)の時刻表
港名 | 時間 | 何日目 |
---|---|---|
沖縄(那覇港) | 7:00発 | 1日目 |
沖縄(本部港) | 9:00着、9:20発 | 1日目 |
与論島(供利港) | 11:50着、12:10発 | 1日目 |
沖永良部島(和泊港) | 14:10着、14:40発 | 1日目 |
徳之島(亀徳港) | 16:30着、17:00発 | 1日目 |
奄美大島(名瀬港) | 20:30着、21:20発 | 1日目 |
鹿児島(鹿児島新港) | 8:30着 | 2日目 |
那覇港から乗っても、本部港から乗っても与論島には11:50に到着します。
与論島到着後は、午後から思いっきり遊んでくださいね!
那覇港に激近ホテル:那覇ウエストイン
那覇港からフェリーに乗る場合、基本的にはホテルで一泊しなければいけません。
※深夜便をご利用の方は、那覇空港に到着後、すぐに那覇港に向かってくださいませ
那覇港の出航時刻は、朝7:00なので、少しでも那覇港に近いホテルが助かります。
今回紹介する那覇ウエストインには、過去10回ほど泊まりましたが、毎回大満足でした!
以下、那覇ウエストインのおすすめポイントです。
- 那覇港まで近い
那覇ウエストインから那覇港まで徒歩5分で到着 - 清潔
いつも掃除も行き届いており、設備も新しく清潔感があります
- 騒音が少ない
建物がしっかりしているのか、音は気になりませんでした
那覇ウエストインの室内
那覇ウエストインの室内は、コンクリート打ちっぱなしで統一されていまして、シンプルですがオシャレです。
ただ、ツインのベッドがいつもピタっとくっついているので、その点ご注意くださいませ。
那覇ウエストインの場所・行き方
※スマホで地図内の青字「その他のオプション」をタップするとGoogleマップアプリが起動します
那覇ウエストインの最寄りの駅は、那覇港と同じく「旭橋駅」です。
那覇港からゆいレール(沖縄のモノレール)に乗り、旭橋駅下車、徒歩約10分で那覇ウエストインに到着します。
フェリーの航路 下り:鹿児島→与論島
鹿児島から与論島に出航している港は1ヶ所「鹿児島新港」のみです。
- 鹿児島新港→与論港(供利港)
鹿児島 鹿児島新港の場所
鹿児島新港に行くためには、まず鹿児島中央駅に行きましょう。
鹿児島中央駅から2パターンのアクセス方法があり、どちらも約20分で行けますよ。
- ポートライナーバス
- タクシー
鹿児島新港まで行くポートライナーバスの停留所は、鹿児島中央駅「東口5番のりば(アミュプラザ前)」です。
16:30発の1日1本のみになりますので、乗り遅れないように注意してくださいね。
フェリーの航路 下りの時刻表
港名 | 時間 | 何日目 |
---|---|---|
鹿児島(鹿児島新港) | 18:00発 | 1日目 |
奄美大島(名瀬港) | 5:00着、5:50発 | 2日目 |
徳之島(亀徳港) | 9:10着、9:40発 | 2日目 |
沖永良部島(和泊港) | 11:30着、12:00発 | 2日目 |
与論島(供利港) | 13:40着、14:10発 | 2日目 |
沖縄(本部港) | 16:40着、17:10発 | 2日目 |
沖縄(那覇港) | 19:00着 | 2日目 |
与論島行きのフェリーは、鹿児島新港から毎日18:00に出航し、翌日13:40に与論港に到着します。
鹿児島新港からフェリーに乗ると、必然的にフェリーで一泊することになるんです。
船酔い確実の方は、ちょっと厳しいかも知れません。
フェリーの基本情報
与論島行きのフェリーは、2社によって、ほぼ1日交代で運航されています。
たとえば、月曜日がマリックスラインなら、翌日の火曜日はマルエーフェリーが出航するというイメージです。
マリックスラインのフェリー
マリックスラインのフェリーは、船体にロゴが「MARIX LINE」と書かれています。
マルエーフェリー(A”LINE)のフェリー
マルエーフェリーの場合は、船体にロゴが「A” LINE」と表記されています。
フェリーのデザインは両方とも似てますよね。
フェリーの乗船価格と予約
フェリーの乗船価格
2023年3月現在、沖縄(那覇)~与論間のフェリー代金は、大人¥3,510/子供¥2,790です。
フェリーの乗船価格は、3ヶ月ごとに変更される場合があります。
少なくとも年に1回は、ほぼ確実に価格改定されていて、その理由は燃料油の購入価格によるもの。
最新の価格については、以下オフィシャルHPを参考にしてくださいね。
船内の様子:クイーンコーラルクロス
フェリーには乗船ランク(等級)があり、ランクに応じて個室になったりオープンスペースになったりと設備に差が出てきます。
「クイーンコーラルクロス」はマリックスラインの保有しているフェリーの中で最新です。
それでは、船内の様子をご覧ください!
2等室
毛布とまくらが完備されている一番安いプランです。
個室ではなくオープンスペース(下はカーペット)で、いわゆる「ざこ寝スタイル」で船旅を楽しみます。
両端にある間仕切り壁のおかげで、少し安心感がありますね。
ちなみに、お風呂とトイレは共同利用型です。
2等寝台
個室ではありませんが、カーテンで若干のプライバシーは保たれます。
これなら快適にフェリー旅を楽しめそうです。
1等室
1等からは完全個室になります。
これは快適すぎる!
上記写真は「1等2名」の部屋ですが、その他にも「1等2名」の部屋があります。
内装が薄いベージュで統一されていて、落ち着いた雰囲気ですね。
特等室
フェリーの中とは思えないレベルの部屋!
さすが特等室ですね。
鹿児島新港~与論港間のフェリー旅は、必ず一泊する必要があります。
自分へのご褒美で特等室を予約するのもアリですね!
船内の様子:クイーンコーラルプラス
クイーンコーラルクロスと一緒に運行しているフェリー「クイーンコーラルプラス」の船内です。
初就航は2008年12月3日なので、クイーンコーラルクロスよりは設備等に年季が入っています。
ただ、これもフェリーとの特長・味ですね。
2等和室
2等室はクイーンコーラルプラスと同様にオープンスペースです。
間仕切り用の壁がないので、女性が一人で寝るには厳しいかもしれませんね。
ちなみに一番安いプランなので、夏休みシーズンは少し混み合う印象です。
2等寝台
個室ではありませんが、カーテンがあるので、ある程度のプライバシーは保たれます。
鹿児島~与論島までは、2等寝台以上がおすすめです。
完全オープンスペースで一晩を過ごすのは体力的にも厳しいかもしれません。
1等洋室
クイーンコーラルクロスと同じで1等からは完全個室になります。
快適すぎること間違いなし!
上記写真は「1等1名」の部屋ですが、その他にも「1等2名」、「1等4名」の部屋があります。
部屋にはテレビ、洗面台、ポット、タオル、歯ブラシといったアメニティも揃っているホテル並みの環境。
ただ、海上ということもありテレビはBSしか映りません。
特等室(バストイレ付)3名
老舗のホテルみたいな雰囲気でした。
フェリーの一室とは思えないくらいの設備の数々。
クイーンコーラルプラスは、特等室だけにお風呂が完備しています。
もちろんトイレもありました。
快適すぎて部屋から出なくなりそうです。
フェリーのメリット、デメリット
ぜひ知ってほしい「フェリーのメリット、デメリット」を紹介します。
事前にメリット、デメリットをご理解いただき、ご自身に合ったプランを立ててくださいね!
フェリーのメリット
フェリーを利用する最大のメリットは価格です!
フェリーのデメリット
1番のデメリットは「台風」です。
自然現象なので、本当に台風の発生タイミング等、対応が難しい!
台風のタマゴ「熱帯低気圧」が発生したら、台風の予想進路を確認しつつ、予約したフェリーを解約して、航空チケットを買い直すか悩みます。
ちなみに台風接近時は、フェリーに比べて、飛行機が運行する可能性は高いです。
台風接近のタイミングで、どうしても与論島に行きたい場合は、飛行機に切り替えてくださいませ。
到着確率は格段に上がりますよ。
とはいえ、巨大な台風が来たらフェリーも飛行機も欠航なんですけどね(苦笑)
台風情報をチェックできるサイト、スマホアプリ
与論島民が常日頃チェックしている台風情報サイト、アプリを紹介します。
- Joint Typhoon Warning Center (JTWC)
米軍が運用している気象サイトです。
このサイトにアクセスしたら、“TC Warning Graphic” を見ると台風の進路が分かります。
那覇での1泊を回避する方法について
どうしても宿泊費も節約したいという方、気持ちはよく分かります。
結論としては、ANAやスカイマーク等、夏場だけ運行している飛行機の深夜便を利用することで、那覇での1泊を回避することができます。
昨今は新型感染症の問題で、深夜便は各社ともに飛ばしていませんので、今後に期待しましょう。
一旦、深夜便のメリット・デメリットだけでも紹介しますね。
- メリット
・1万円を切る価格で安い
・那覇で1泊しなくても良い - デメリット
・那覇空港で長時間待機
・寝不足で体調を崩す可能性
例年ANAは7月~8月末頃まで「ギャラクシーフライト」と銘打った深夜便を「羽田~那覇」経路のみ運行しています。
予約するタイミング次第ですが、1万円を切る価格でかなり安いです。
学校・仕事帰りに、この便に乗って那覇に行き、フェリーが出発するまで空港で寝て待てば、那覇で1泊しなくても大丈夫なプランとなり費用もかなり抑えられます。
深夜便が復活したら、速攻で紹介します!
台風の影響で足止めになった場合の行動
フェリーに乗ることを前提にスケジュールを組んだことで、結果として無駄な宿泊費がかかったり、野宿(コンビニの立ち読みで一晩過ごす)など、若い時から何回かやらかしています、わたくし。
その失敗から、台風でフェリーが欠航した際に、即行うべき内容を紹介します。
すべきこと① 与論島行きの航空チケットを早急に手配する
台風で、与論行きのフェリーが欠航になったら、まず真っ先に与論島行きの航空チケットを確保しましょう。
スマホで予約できるならOKです。
スマホで予約ができなければ、那覇空港のJALカウンターでキャンセル待ちが可能なのか否かを確認しましょう。
すべきこと② ホテルを確保する
与論島行きの航空チケットが確保できなかったら、今晩泊まるホテルを確保しましょう。
ここ数年の沖縄ブームで宿の確保が難しい上に、台風で足止めを食らっている観光客で、ホテルの争奪戦になること必死です。
1泊くらいなんとか空港の椅子で眠れるかもしれませんが、流石に2泊以上は辛いです。
台風は気まぐれなので、速度が遅くなってその場で停滞することもあります。
そうなったら1日では去ってくれません。
以下の4連コンボが一番厳しいです…。
- 沖縄に到着
- フェリーが欠航
- 航空チケットが取れない
- ホテルも予約できない
これは実際に起こり得る話ですからね。
台風接近時は、時間との勝負です。
まとめ:最安値で与論島に行く際のポイント
それでは最後に、最安値で与論島まで行く方法のまとめです。
- 最安値はフェリーを利用する
- 沖縄那覇経由が一番安い
- フェリーはマリックスラインがおすすめ
- 台風接近時は、予約取り直しを行う
フェリーのメリットは・デメリットを総合的に考えつつ、ぜひ与論島までの行き方を検討してみてくださいね。
それでは!
ヨロン島観光大使のジャッキー(@jacky_top_2019) でした!