こんにちは!
与論島生まれ、与論島育ちのジャッキー(@jacky_top_2019)です。
さっそくですが、与論島で1日1組限定の宿「Shima Hotel」に泊まってきました。
この記事では与論島出身者のわたくしジャッキーが、実際にShima Hotelに泊まった感想を体験レポとして、「ありのまま」を紹介します。
最後にオーナーさんのインタビューも載せていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
実際に宿泊した感想は…、
・圧倒的な非日常を体験できる
・想像以上の絶景が堪能できた
・オーナーのお客様に対する気遣いが最高
といった内容を詳しく紹介します。
与論島 Shima Hotelは1日1組限定の絶景宿
Shima Hotelは、与論島でめずらしい「1日1組限定」の絶景宿。
Shima Hotelのおすすめポイントを4つ紹介します。
- 全室パノラマオーシャンビュー
最大10人まで泊まれる絶景寝室 - プライベートビーチがある
宿から徒歩30秒で絶景ビーチ - 朝日、夕日、星空を堪能できる
周りに民家すらない環境 - アクティビティプランが充実している
BBQ、グランピング、釣り等
私は、上記おすすめポイント4つのうち、全て体験しました。
それでは宿泊体験レポをご覧くださいませ!
Shima Hotelの評価と泊まった感想
総合満足度 | ★★★★★ |
宿からの絶景度 | ★★★★★ |
プライベートビーチ | ★★★★★ |
清潔度 | ★★★★☆ |
設備 | ★★★★☆ |
食事 | ★★★★☆ |
接客 | ★★★★★ |
※Shima Hotelの宿泊予約は公式サイトのみで取り扱い中
Shima Hotelに泊まった感想を一言でいうと「Shima Hotelは最高な宿、色々な方に紹介したくなる宿」です。
甘く採点したつもりは無いのですが、評価させてもらった結果、星5が多くなってしまいました(苦笑)
ただ、Shima Hotelは本当に満足度の高い宿だったので、この評価結果は妥当だと確信しています。
それでは1つずつ細かくレビューしていきますね。
Shima Hotelの総合満足度
総合満足度は、星5の満点です。
以下3点が特に満足度としては高めでした。
- 1日1組限定
・なかなか味わえない特別感 - 最高なロケーション
・朝日、夕方、夜で絶景が堪能できる
・プライベートビーチまで徒歩30秒 - 寝室での寝心地と自然な起こされ方
・ベッドが気持ち良すぎ
・朝日の光で起きる幸せ
もちろん細かい点で気になるところはいくつかありますけど、そんなことを忘れるくらい本当に最高な体験ができました。
それでは私が実際に体験した絶景を紹介しちゃいます!
寝室からの絶景度
Shima Hotelを初めて知った時、まず一番最初に驚いたことは「寝室からの眺め」でした。
寝室の正面に、エメラルドグリーンの海が広がってるだけで「泊まるしかない!」って思いましたよね。
寝室には、広々としたソファーが置いてあるので外を見ながらまったりしました。
お酒が好きな方は、目の前の海を眺めながらノンビリ部屋飲みができるという最高な体験ができますよ。
Shima Hotel正面の海
Shima Hotelの目の前にはエメラルドグリーンの海が広がっていました。
ずーっと眺めながめていられるレベルの透明度が高い海。
ぜひShima Hotelに泊まって、この海を一人占めしちゃってくださいね!
(私は一人占めしました)
Shima Hotelからの夕日
Shima Hotelに到着したのが15時くらい。
建物内でのんびりしていたら、あっという間に夕日の時間になっていました。
夕日を観るために建物から急いで外に出ると、水平線に沈む夕日が目の前に待ち構えているではありませんか。
着いて早々に贅沢な時間を堪能しました。
Shima Hotelから眺める星空
Shima Hotelに行ったら、絶対に満点の星空を楽しんでもらいたい!
満点の星空が見れる最大の条件は「月が出ない新月のタイミングに行くこと」です。
「新月=月明かりがない」ので、星空だけが夜空に輝いています。
私がShima Hotelに泊まった時期は、ちょうど新月だったので月明かりが全くなく、満点の星空を楽しめました。
最高すぎましたね!
Shima Hotelからの朝日
今現在、Shima Hotelの寝室はロールカーテン(ロールスクリーン)が設置されています。
ですが、私が宿泊した時はロールカーテンが設置されていませんでした。
宿泊するときから朝日に起こされることが決まっていたんです(苦笑)
実際に「朝日で起きる」を体験しましたけど、朝日のまぶしさは尋常じゃなく、即起きました。
朝焼けがすごく綺麗でしたし、朝日で目覚める体験は、なかなかできない体験です。
ぜひ、ロールカーテンを下ろさずに起きてみてはいかがでしょうか。
プライベートビーチ
Shima Hotelは、敷地内にプライベートビーチを完備している点も見逃せないポイント。
宿泊者以外は立ち入れない場所になっている時点で、特別感しかありませんね。
自分たちだけで楽しめる絶景ビーチが、宿の真横にあるとか贅沢すぎました。
このビーチだけでもShima Hotelに行く価値ありです。
宿の建物からプライベートビーチまでは、徒歩30秒で行けます。
若干の狭めなビーチがプライベート感を演出してくれていますし、秘境感すらありますので余計にテンションが上りました。
このプライベートビーチは、星5しかつけようがありません。
特に小さなお子さんがいらっしゃる家族連れの場合は、周りの目を気にせず楽しめるビーチだと感じました。
カップルで行っても最高な時間が過ごせますね。
清潔度
清潔度は星4つにしました。
これは誤解して欲しくないのですが、Shima Hotel自体はめちゃめちゃ清潔です。
ですが、1つだけ気になる点がありまして、それは「虫が出る」ということです。
Shima Hotelの周りは、民家を含め他の建物が一切ないため、光を放つShima Hotelに虫が集まっちゃうんですよね。
これはShima Hotelの立地を考えると、どうしようもありません。
苦手な人は厳しいかもしれませんが、虫が出るくらい自然が豊かってことです。
仮に虫が出たとしても、何とか殺虫剤を片手にやり過ごしてくださいね。
Shima Hotelの設備
グランピングは、与論島で体験できる場所がほとんど無いので特に貴重な存在。
あと、長期滞在用にキッチンも充実していました。
ワーケーションが解禁されたらShima Hotelで長期滞在なんて最高ですね。
設備1:ラウンジ
宿泊者だけが使えるラウンジでは、読書をしたり景色を眺めたり、自由に使うことができます。
ラウンジの目の前が絶景っていうのもポイント高いですよね。
私は海を眺めながら写真撮ってました(苦笑)
設備2:グランピング
Shima Hotelに泊まったら絶対にグランピングする!と意気込んで行ったんです。
ですが…、最終的にグランピングの申し込みを諦めました。
その理由は、「夏場のテント内が40度を超える温度で暑かったから」です(泣)
与論島のグランピングは、秋~春先がシーズンなので、冬でもShima Hotelに行けば与論島を満喫できます。
夏場のグランピングは暑くて熱中症のリスクがありますので、気をつけてくださいね。
設備3:キッチン
キッチンの充実は、長期滞在者向けに嬉しい設備。
このShima Hotelは、元々和食料理屋さんだったこともあり、キッチンは広くて使いやすくなっています。
もちろん冷蔵庫もあるので、お酒やジュースなど買い出しに行ったらキンキンに冷やしてくださいね。
食事
Shima Hotelは、基本プランに朝食が含まれています。
夕食は基本プランに含まれていませんので、オプションプランで「バーベキューをオーダーする or 与論島の居酒屋やレストランに行く」の2択になります。
Shima Hotelから出ずに全て宿内で完結させる場合は、バーベキューに申し込んでくださいね。
夕食
今回の宿泊で、私はオプションプランのバーベキューを申し込んでいました。
夕日と海を観ながら肉を焼くって、食欲も満たされる上に気持ちもまったり穏やかになるので、最高な時間でしたね。
ちなみにバーベキューの肉は、与論島で育てられた与論牛という、本土ではあまり出回らない美味しい牛肉なので一度ご賞味くださいませ。
※最新のアクティビティプランの内容・料金はShima Hotel公式HPをご確認ください
朝食
朝食は室内のラウンジでも食べられますが、外で海を見ながら食べることもできます。
私は迷わず外で朝食を食べたい、とオーナーにリクエストしました。
ちなみに朝食のメニューは固定されていませんので、行ってからのお楽しみですね!
オーナーさんの接客
オーナーさんが若いカップルということは、事前にShima Hotelの公式サイトを見て知っていました。
接客については全く申し分なく、2人からは好感度しか感じませんでした。
あと…、私がShima Hotelで1泊して感じたことは、「オーナーの宿泊客に対する気遣い」です。
以下、私が感じたオーナーの宿泊客に対する気遣いの一部を紹介します。
オーナーの気遣い1:マットレス
寝室からの眺めが絶景すぎることは、先ほども紹介しました。
とはいえ、寝室ですので寝具も良くないと満足はできませんよね。
(私は満足できません)
Shima Hotelのマットレスですが、包まれる感覚で最高に寝心地が良かったんです。
「めっちゃこだわって、色々試して決めたんです。お客様に最高の体験をしていただきたいので」とオーナーのMaiさんは語ります。
寝室は、窓から見える絶景だけでなく、寝具でも最高の体験ができました。
オーナーの気遣い2:Shima Hotel内の空間づくり(香り)
Shima Hotelに入ると室内からの絶景と同時に爽やかな香りを感じました。
宿中に南国の海と相性の良いレモングラスの香りが広がっています。
決してクドい香りではなく、すごく控えめで、ほのかに香る的な…。
このニュアンスって伝わりますかね?(苦笑)
Shima Hotelに滞在中は、「香りでも癒されてほしい」というオーナーのこだわりを感じました。
Shima Hotelオーナーさんインタビュー
オーナーのYusukeさんとMaiさんは20代。
Shima Hotelの存在を知った時から、お二人が若くして宿のオーナーになった経緯や、そもそもどういう方々なのか知りたかったんです。
そして今回、念願叶ってShima Hotelに宿泊できたことで、インタビューの機会をいただきました。
お二人のインタビューをお読みいただき、ぜひShima Hotelに足を運んでもらえたら嬉しいです。
Shima Hotelをはじめるきっかけ
ー:それではShima HotelのオーナーYusukeさんとMaiさんにお話を伺いたいと思います。
Yusukeさん、Maiさん(以下、敬称略):よろしくお願いします。
ーご出身はどちらですか?
Yusuke:大阪です。
Mai:兵庫県です。
ー関西出身のお二人がなぜ与論島で宿を始めることになったのでしょうか?
Yusuke:私の父が与論島に来て仕事をしていました。その際、のちにShima Hotelになる建物を所有されている方の息子さんと一緒に仕事をしていたことが最初のきっかけです。この建物はずっと空き家になっていたんですね。その空き家をなんとか再生して活用できないかとお話をいただきました。
ー建物を再生する依頼があったにしても、与論島への移住は簡単な決断ではないですよね?
Yusuke:与論島のことは全く知りませんでした。依頼を頂いてから2ヶ月後には実際に与論島に行きまして、海の綺麗さに驚きました。建物がある立地の場所の良さに「こんないいところで宿ができるなら」と考えすぐに移住を決めました。
Shima Hotelのコンセプト
ーShima Hotelは、今まで与論島になかったタイプの宿だと思います。コンセプトなどありますか?
Mai:Shima Hotelは「ホテル」の良いところ取りをした「一棟貸し」だと思っています。 言い換えると、プライベート空間ながらも、旅先でのコミュニケーションを膨らませることができる場所です。私たちがホテルに泊まった時に感じることは、私たち以外にもいろんな人が泊まっているので、所々に気を遣って過ごす場面が出てきてしまいます。
ーそうですね、それが一般的なホテルですよね。
Mai:そうなんです。一般的なホテルの場合は、宿泊客の方もたくさんいらっしゃるので、ホテルスタッフの方は、同時間に様々なお客様に対応しなければならないた。そうなると多少なりともクールな対応となってしまうのかな、と感じています。でもこれが、1日1組のためのホテルだったら、お客様もスタッフもみんなが幸せになりやすいですよね。
ー確かに1日1組なら特別感も出ますし、満足度も高まりますね。
Mai:ただ、そうは言いながらも、実際に24時間自分たちだけの空間が満喫できる場所は数少なく、自宅を除くと一棟貸しや人里離れた場所でのキャンプぐらいしか思い当たらないんですよね。「一棟貸しの宿」っていうとどういうスタイルなのかピンと来ない方もいるかもしれません。あと、よくお客様からお二人はShima Hotelのどこに泊まるんですか?とお客様から聞かれることも多いんです。
ーはい、私も同じ疑問をもちました。
Mai:私たちは、朝食時から夕方にかけて基本的にShima Hotelにいますが、夜は自然を貸し切る贅沢を味わっていただきたいので帰宅しています。Shima Hotelは、いわゆるホテルでもなく、民宿でもない、一棟貸切宿です。
ーShima Hotelに泊まっていないのですか?
Mai:はい、Shima Hotelから少し離れた場所に住んでいます。宿泊していただいたお客様からは、ホテルはクールな対応で思い出に残りにくいけれども、「Shima Hotelは良い意味で距離を近く感じることができる」と言って頂きました。 そして、一棟貸切だから周りを気にしなくていいので、リラックスして過ごせる。などという声をいただくことが多いです。
DIYで手作りをしたお風呂
ーShima Hotelのブログを拝見しました。お風呂はお二人で作られたんですよね?
Mai:はい、私たちで作ったお風呂はShima Hotelのこだわりの一つです。お客様にバスタブでゆっくりと、くつろいでいただける空間を意識して作りました。
Yusuke:Shima Hotelの建物は、元々は和食料理屋さんだったので、お風呂場がありませんでした。
宿をはじめるには、お風呂場を作る必要があったんですよね。水回りって、専門的な施工が必要なイメージがあったので、初めは業者さんにお願いするつもりだったんですよ。
ーそうですよね、普通はお風呂は業者さんに依頼しますよね。
Yusuke:そうなんです。お風呂を作った経験もありませんから(苦笑) さっそく与論島の業者さんに相談したところ、残念なことに人手不足だと分かりました。そうなると直近の手配ができない。どうしようと悩んでいましたが、前職(東京のソーシャルアパートメント事業)で一緒に仕事をしていた建築士の友人に相談し、DIYでお風呂場を作る方法をアドバイスしてもらい、なんとか自分たちで作ることができました。
今後のビジョン
ーShima Hotelを運営していく上で、今後のビジョンありますか?
Yusuke:Shima Hotelを宿としてきちんと運営することが前提ですが、Shima Hotelを若い人の自己実現を応援できる場所にしていきたいと考えています。人の役に立つ仕事をしたい若者に、お店やイベントができる場所を提供し実現を後押しする、そんな場所にしていきたいんです。
ー「若者の後押しができる環境を作る」ことは、お二人の経験も影響しているのでしょうか?
Yusuke:はい、影響しています。与論島は、人口の半数以上が高齢者で、貸している家がなく住む場所がない・仕事がないイメージだったんです。私たちが空き家だった建物で宿を行う、ということは「離島ならではの課題を解決するチャンス」だと感じました。
Mai:私たちが移住者の成功例となって、与論島内の空き家の流動性が高まり、若い人がチャレンジしやすい環境にしていきたいって思うんです。その今後のビジョンが私たちのモチベーションになっています。
ー本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
Yusuke、Mai:ありがとうございました。ぜひShima Hotelを体験しに与論島に来てくださいね。
まとめ:Shima Hotelに泊まった感想
最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事では、私ジャッキーが実際にShima Hotelに泊まった感想とオーナーのインタビューを紹介しました。
最後にShima Hotelのポイントをおさらいしましょう。
- 1日1組限定の特別感しかない宿
- 海まで徒歩30秒のロケーション
- 朝日、夕日、星空を堪能できる
- 寝具含め、寝室の空間が最高
- お客様に対するオーナーの気遣い
私の体験レポが、Shima Hotelを検討されてる方の参考になれば嬉しいです。
それでは!
与論人ジャッキー(@jacky_top_2019) でした!