こんにちは!
ジャッキーです!
海外で車を運転しようとした場合、国際免許を取ることが一般的ですが、実は国によっては不要です。
国際免許の代わりに、“免許翻訳サービス”を利用することで、運転することが出来ますよ。
結論としては..
■ 免許翻訳サービス対象国の場合:
パスポート+日本の免許証+レンタカー会社の免許翻訳サービスの3つで運転が可能
■ 免許証翻訳サービス対象外国の場合:
パスポート+日本の免許証+国際免許3つで運転が可能
「免許証翻訳サービスって何?」という方にも詳しく紹介しますので安心してくださいね。
この記事では、海外で安心して運転できる方法を4つに絞って紹介します。
国際免許とは?
国際免許(国外運転免許証)とは、正確には免許証ではなく“日本で取得した免許証の翻訳版”と考えてください。
したがって、免許証ではないので国際免許だけでは海外で運転はできません。
日本で発行された免許証と国際免許が2つ揃うことで、初めて運転ができます。
また、国際免許を取得する場合は、最寄りの免許センター等で発行してくれます。
発行費用(発行手数料)は、¥2,350です。
ジュネーブ条約とは?
実は、数多くの国でジュネーブ条約という国際的な交通関係に関する条約を結んでいます。
ジュネーブ条約に加盟している国同士であれば、国際免許を取得することで、その加盟国で運転することができます。
ジュネーブ条約の加盟国は以下のとおりです。
※2019年3月現在
- アジア州
フィリピン、インド、タイ、バングラデシュ、マレーシア、シンガポール、スリランカ、カンボジア、ラオス人民共和国、大韓民国
- 中近東
トルコ、イスラエル、シリア、キプロス、ヨルダン、レバノン、アラブ首長国連邦
- アフリカ州
南アフリカ、中央アフリカ共和国、エジプト、ガーナ、アルジェリア、モロッコ、ボツワナ、コンゴ民主共和国、コンゴ、ベナン、コートジボワール、レソト、マダガスカル、マラウイ、マリ、ニジェール、ルワンダ、セネガル、シエラ・レオネ、トーゴ、チュニジア、ウガンダ、ジンバブエ、ナミビア、ブルキナファソ、ナイジェリア
- ヨーロッパ州
イギリス、ギリシャ、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、オランダ、フランス、イタリア、ロシア連邦、セルビア、モンテネグロ、スペイン、フィンランド、ポルトガル、オーストリア、ベルギー、ポーランド、アイルランド、ハンガリー、ルーマニア、アイスランド、ブルガリア、マルタ、アルバニア、ルクセンブルク、モナコ、サンマリノ、バチカン、キルギス、ジョージア、チェコ共和国、スロバキア、スロベニア、リトアニア
- アメリカ州
アメリカ合衆国、カナダ、ペルー、キューバ、エクアドル、アルゼンチン、チリ、パラグアイ、バルバドス、ドミニカ共和国、グアテマラ、ハイチ、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ジャマイカ
- オーストラリア州
ニュージーランド、フィジー、オーストラリア、パプアニューギニア
- 特別行政区等
香港、マカオ、フランスの海外領土(フランス領ポリネシア等)、アルバ、キュラソー島、シント・マールテン、ケイマン諸島、マン島、ガーンジー、ジャージー、ジブラルタル、アメリカ合衆国の海外領土(グアム、プエルトリコ等)
最新の加盟国情報は、警視庁のHPに記載されていますので、旅行前には必ずチェックしてください。
日本の免許証だけで運転できる国や地域がある?
結論としては、“あります、ただしおすすめはしません” です。
アメリカ(カリフォルニア州・ハワイ州・グアム・サイパン)、パラオ、この5ヶ所は日本の免許証だけで運転することが可能です。
現地の警察官(保安官)の殆どは、当然日本語が分かりません。
また、日本の免許証自体を理解・認識できない警察官がいることも予想されます。
従いまして、トラブルを避けるためにも国際免許もしくは免許翻訳を持参することを強くおすすめします。
なぜ、強くおすすめするかというと、私は一度アメリカで交通違反をして保安官に捕まったことがあり、その際に国際免許を持っていたことでスムーズに対応ができました。
捕まった時に、国際免許もしくは免許翻訳を持っていなかったと想像したらゾッとします。
免許翻訳サービスとは?
免許翻訳サービスとは、レンタカー各社が発行してくれる日本の運転免許証の翻訳証です。
このサービスが開始されるまでは、レンタカーを借りるためには、パスポート+日本の免許証+国際免許の3つが必要でした。
ですが、このサービスを利用することで、国際免許が無くてもレンタカーを借りることが出来ますし、なにかトラブルが起きた際もこの免許翻訳を使うことできちんと対応することが出来ます。
日本語が分からない警察官(保安官)にも自分が自国で運転免許を持っていることを証明できます。
この免許翻訳を利用するメリットは下記のとおりです。
- レンタカー会社によっては無料で発行してくれる
- 国際免許を運転免許センターまで行って取りに行く必要がない
レンタカー会社によるサービス内容の違い
日本人が安心してレンタル可能なレンタカー会社の4社で比較をしてみました。
※2019年5月7日現在
レンタカー会社 | 発行費用 | 対応国 |
---|---|---|
ダラー(dollar) | 無料 | アメリカ、カナダ |
ハーツ(Hearts) | 無料 | アメリカ、カナダ、全14カ国 |
エイビス(AVIS) | ¥1,000 | アメリカのみ |
バジェット(Budget) | ¥2,000 | アメリカのみ |
※有効期間は4社とも発行日から90日間有効
共通していることは、アメリカ向けの免許翻訳は4社とも対応しているということですね。
2社のみが発行費用が無料という結果になりました。
私は2019年夏にヨセミテに行きますが、レンタカーをダラーで予約しています。
ダラーを予約した理由は、値段が安い&補償が充実しているといった2点が理由です。
(小声:ハーツは、ダラーよりも3割~4割ほど高めです)
ダラーで免許翻訳サービス発行を行った場合の手順
それでは、ダラーで免許翻訳サービスを利用する手順を紹介します。
アメリカ・カナダでレンタカーを利用する際は、この手順を参考にしてくださいね。
- 手順1:ダラー サービス・オプションページにアクセスする
- 手順2:入力フォームに必要事項を入力し、免許証の画像データーをアップする
- 手順3:免許翻訳を発行、念の為保存、印刷する
以上が免許翻訳サービスの流れです。
10分位で発行できますので、本当に楽です。
また、気になった方がいるかもしれませんが、免許翻訳の右下に「ハーツ・アジア・パシフィック」と記載されています。
ダラーは2012年にハーツの子会社になっているので、ハーツと同じ免許翻訳のシステムを使っているようですね。
なので、ハーツと記載されていてもダラーが発行しているので、安心してください。
まとめ:国際免許と免許翻訳サービスについて
それではまとめです。
わたしのおすすめは、 “行き先がアメリカ・カナダであれば、ダラーでレンタカーを借りて免許翻訳サービスを利用する” です。
- ジュネーブ条約加盟国なら国際免許を持っていけば運転が出来る(ただし、パスポートと日本の免許証必須)
- ハワイ、グアム、サイパン、カリフォルニア、パラオ、この5ヶ所は日本の免許証だけで運転することが可能だが、トラブル対応時のことを考えて国際免許もしくは免許翻訳サービスを受けることを強くおすすめする
- ダラーでレンタカーを借りれば、アメリカ・カナダのみ無料で免許翻訳サービスが提供される
- ハーツでレンタカーを借りれば、アメリカ・カナダをはじめ全14カ国を対象とした免許翻訳サービスが提供される(こちらも無料)
以上になります。
外国で運転する際は、リスクとコストを最小限に抑えて楽しい旅行にしましょう。
では、ジャッキーでした!