デスバレーで気温が一番高い場所はここ!【バッドウォーター】

世界最高気温の記録保持者はここ! デスバレー
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こんにちは!

デスバレー大好きハーフブロガーのジャッキー(@jacky_top_usa)です!

わたくしジャッキーはこれまでアメリカに20回以上、10以上の国立公園に行ったことがありまして、その経験を活かし、本記事ではデスバレーの観光スポット「バッドウォーター」について紹介します!

バッドウォーターは…、



・デスバレーで一番おすすめの観光地!

・約1.5キロ歩くとその先に絶景!

・6月上旬で地面付近は48度でした!(実測しました)

・注意事項を説明!(水を多く持っていく)


といった内容を詳しく紹介します!

とにかく、“1.5キロ歩くと絶景が待っているのでぜひ行って欲しい” です!


この記事はこのような方向けです
  • デスバレーの観光スポットで、どこに行ったら良いか迷っている方
  • バッドウォーターの詳細情報があまりなくて困っている方
  • バッドウォーターに行くべきか決めかねている方
  • 実際バッドウォーターってホントに暑いの??と思っている方


▼デスバレー国立公園の観光スポット8選はこちら


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デスバレー バッドウォーター(Badwater Basin) の見どころ

デスバレー バッドウォーター(Badwater Basin) の見どころ

バッドウォーターは、“デスバレーの中で一番人気のある観光スポット” です。

その人気観光スポットの見どころは、この2つ!

  • 湖が乾いた後に出来る塩の模様
  • ここでしか体験できない暑さ

この2つは記事内で詳しく説明しますね!


バッドウォーターの場所・行き方

バッドウォーターは、デスバレーの人気観光スポット“デビルズゴルフコース”、“ザブリスキーポイント” 、“アーティストパレット” の近くにあります。

バッドウォーターに行く際は、他の観光スポットに絡めて行くと、タイムロスを最小限に抑えることが出来ますよ。

バッドウォーターは、人気デスバレーの中でも観光スポットなので、ツアーでも行けます。

とはいえ車(レンタカー)の方が、効率的に観光スポットを周ることができるので、圧倒的におすすめです!


バッドウォーターとは

バッドウォーター(Badwater Basin)とは

それでは、バッドウォーターの基礎情報を紹介をします!

  • 北アメリカで一番低い場所(海抜-86メートル/-282フィート)
  • 名前の由来は、元々バッドウォーターが塩湖で、湖の水が飲めないところからきている
  • デスバレーの中で一番気温が高い場所

参考:Badwater Basin(wikipedia)


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デスバレーが世界最高気温の記録を保持している

デスバレーが世界最高気温の記録保持している

世界で最も暑い場所” はデスバレーで、その記録は「56.7℃」です。

「56.7℃」という、とてつもない記録は、1913年にデスバレー内のファーニスクリークで記録されました。

この「56.7℃」は、世界気象機関認定(WMO)から公式に世界最高気温と認定され、未だに破られていない世界一の記録です。

ただ、イラクのバスラという地域で58.8℃の記録が出たとされていますが、情報の出所に信憑性を欠いているため、公式には認められていません。

参考:気温の世界最高記録とされる「バスラの58.8℃」について(PDF) / 著:藤部文昭(理学博士)


実は世界最高気温の場所はバッドウォーター?

世界で一番暑い場所は、デスバレーの中でもファーニスクリークではなく、バッドウォーターと言われています。

その理由は、“海抜-86メートル” だからです。
海抜-86メートルかつ、シエラネバダ山脈に囲まれているバッドウォーターは、言ってしまえば “究極の盆地” です。

バッドウォーターが暑い理由は、その盆地にあります。

盆地は凹地帯なので、暖まった空気がなかなか逃げられません。
よって、究極の盆地であるバッドウォーターは、熱がこもりやすく、そもそも気温が上がりやすい構造になっているのです。

バッドウォーターほどじゃありませんが、日本でも京都は盆地だから暑いと言われていますよね。
それと同じことです。

正確な気温が図れる世界気象機関認定の測定器を設置したら、サクッと世界最高気温が塗り替えられるかもしれませんね。


バッドウォーターで気温を測ってみた(地上130センチ)

バッドウォーターで気温を測ってみた(地上130センチ)

実際に、バッドウォーターで気温を計ってみました。
測ったタイミングは、2019年6月1日、15:30頃です。

地上130センチくらいの位置で計りましたが、“43℃” でした。

まだ6月に入ったばかりなのにこの気温ですからね、末恐ろしいです。


バッドウォーターで気温を測ってみた(地面)

バッドウォーターで気温を測ってみた(地面)

次に、地面(塩の上)に置いて計ってみます。

なんと、地上130センチより5℃も高い、“48℃” を記録しました。

もう一度いいますが、6月1日ですよ…。
通りで足元に熱がこもっている感覚があるはずですよね。

いやぁ~、ホントに驚きました。

7月、8月だと確実に50℃超えますね。


バッドウォーターは海抜-86メートル

バッドウォーターは海抜-86メートル

バッドウォーターは、海抜-86メートルの場所にありますが、その場所を示したパネルが大人気です。

駐車場の裏にありますが、なかなか見つけられませんでした。
ぜひ見つけてくださいね!


バッドウォーターは海抜-86メートル

パネルをアップにしてみました。
“SEA LEVEL” 、海抜と書かれていますね。

このパネルを見ても自分が海より86メートル低い所にいるって、実感できませんでした。

とにかく通常では体験できない場所にいることは確かなようです。


バッドウォーターが干上がらずに残っている

バッドウォーターが干上がらずに残っている

私が行った2019年6月1日には、駐車場の右手付近に、バッドウォーター(塩水)が池になっていました。

近くまで行きましたが、藻のような異物が池のフチに付着していて、まぁ~、汚かったです(苦笑)

バッドウォーターに行く時期によっても、塩水の量は異なるみたいですね。


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バッドウォーターの基本情報

総合満足度★★★★★
絶景度★★★★★
混雑度(駐車場)★★★★★
歩きやすさ★★★★☆
レジャー写真撮影、ハイキング
対象年齢8歳以上
必須アイテムトレッキングシューズ
駐車場
トイレ
料金1車両(4人まで)あたり$30.00(1日券)


総合満足度

デスバレーの総合満足度

デスバレーで8ヶ所の観光スポットに行きましたが、全ての観光スポットの中でNo.1です!

以下のような点が個人的には満足度が高いと思っています。

  • 元塩湖の絶景が堪能できる
    周り全てが真っ白で、幻想的な景色が広がっている
  • ハイキングができる
  • 日本では味わえない50℃近い世界を経験できる

実際にやっぱりバッドウォーターは人気がありまして、駐車場が他の観光スポットの2倍~3倍くらい広かったですね。


絶景度

デスバレーの絶景度

バッドウォーターの絶景度は、文句なしのMAXです!

正面には3,000メートル級の山々、周りを見渡すと辺り一面真っ白な銀世界、晴れていれば空の青も青い、これは間違いなく絶景です。

人の手が加えられていないにも関わらず、塩の結晶が大きな四角形、五角形、六角形になっている状態も不思議な光景でしたね。


混雑度

バッドウォーターの混雑度
「暑すぎて超危ねえぞ! AM10時以降にここを歩くのは勧められねえな!」と記載

バッドウォーターは、デスバレーで一番人気の観光スポットなので、わたしが到着した時点で駐車場はほぼ満車でした。
 ※私が行った時期は6月初旬、時間帯は午前14時30分頃

ちなみに、上の写真は駐車場を降りて元塩湖だったところを歩くスタート地点なのですが、満車なのに人がそんなに多くいません。

なので、駐車場さえ確保してしまえれば、自分のペースで絶景を楽しむことができますよ。


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歩きやすさ

バッドウォーターの歩きやすさ

私が行った時期は、ほとんど地面が固まっていて歩きやすかったです。

ただ、一部は潮が固まっておらず、ゆるい感じの場所もありましたので、スニーカーではなくトレッキングシューズがおすすめですね。

とはいえ、滑ることもあまりないので星4にしました。


レジャー

バッドウォーターのレジャー

バッドウォーターのレジャーは2つあります。

  • 写真撮影
  • ハイキング

どちらもバッドウォーターでは欠かすことのできないレジャーですね。


写真撮影

バッドウォーターで写真撮影

夏場 + 塩の結晶が固まっている + 晴れ” 、この3つの条件を満たしていれば、間違いなく絶景が撮れます。


このGoogleマップのストリートビューは2016年12月に撮影されていますが、冬場は塩の結晶が夏場ほどキレイに出ず、土と見分けがつかなくなるようです。

ですので、バッドウォーターを含めデスバレーの絶景写真を撮るなら6月~9月末頃までの夏場がベストということですね。


ハイキング

バッドウォーターのハイキング
  • 注意:バッドウォーターのハイキングは、1人あたり水を2リットル以上確保してから行ってくださいね!

駐車場の目の前には、塩の道が広がっていまして、片道約1.5キロ(約25分)歩くハイキングの始まりです。

1.5キロ先には、“キレイな塩の結晶と一面銀世界” が待っています。

スタート地点の辺りは、人が多く歩いているのでキレイな塩の結晶(模様)が崩れていますし、左右に土がありますので、まだまだ絶景とはいえません。


バッドウォーターのハイキング

歩いて15分ほど経った辺りです。
真横に土ゾーンが出てきましたね。

この頃になると、より人が減ってきます。
しかもめっちゃ暑いので、“無言 + 真顔で黙々と歩く” という修行状態となります(苦笑)

とにかく水をこまめに飲んでくださいね。


バッドウォーターのハイキング

約25分歩いて、ようやく目的地の場所まで到着しました。

この時点で周りには3組しか残っていなかったので、その過酷さを物語っていますね。
なんせ気温が43℃~48℃ですから…。

ここまで来ると塩の結晶(模様)がくっきりはっきり見えますね。
そうそう! これこれ! これが観たかったんですよ!

超暑い中でテンションMAX!


バッドウォーターのハイキング

目的地から右手を向くと雪の結晶 + 手前の山々と一緒に写真を撮ることができます。

いやぁ~、ホントどの景色もステキ過ぎて言葉を失いました。

あと、ここまで来ると視界に人工物も入らないし、人の声も聞こえないしで、ちょっと異世界に迷い込んだ錯覚にも陥りました。

そもそも気温が高すぎるので、元々異世界なカンジでしたが…(苦笑)


バッドウォーターのハイキング

滞在時間は大体20分ほど。
それ以上は身体がもたないと判断しました。

塩の結晶のフチを踏んで崩さないように慎重に歩いて、結晶ゾーンを抜けます。

帰りも水分補給を忘れずに!


デスバレーのハイキング

到着まで残り10分くらいの場所です。
この頃になると暑さで、疲労感MAXになっていました。

帰りの方が疲れていたこともあり、30分以上かかっていたと思いますが、数名としかすれ違いませんでした…。

アメリカの方々は、あまり歩かないのでしょうか…。


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対象年齢

デスバレーの観光スポット全てに共通して言えることなのですが、デスバレーは非常に過酷な環境なので、他の国立公園に比べ圧倒的に小さな子供連れの家族が少なかったです。

なので、小さな子供がいる家族はデスバレーではなく、ヨセミテやグランドキャニオンの方に行っているイメージがありますね。

とはいえ、デスバレーもバッドウォーターみたいに子供も感動するような観光スポットがあるので、是非来てもらいたいですよ。

対象年齢についてですが、“過酷な環境にも耐えながらレジャーを楽しめる年齢は?” と、仮定した場合、以下が私の考える対象年齢となりました。

  • 絶景を堪能する
    8歳以上
    駐車場からちょっと塩まで出て、暑さと塩のカンジを体感するだけでも充分だと思います。
    そもそも体力のない子供はバッドウォーターに来ても10分以上外に出るのは止めた方が良いですね、暑さが尋常じゃないです。


  • ハイキング
    16歳以上
    スタミナがある16歳以上であれば、何とかハイキングが出来ると思います。
    デスバレーの中でもバッドウォーターは、とにかく暑いのである程度の体力が必須ですね。


必須アイテム:トレッキングシューズ

トレッキングシューズのおすすめポイント
  • 足の中、足首まで固定されるので疲れにくい(ケガ防止)
  • 靴底の裏に深い溝があるので、地面を “噛んでくれて” 歩きやすい
  • 完全防水だと濡れない

バッドウォーターで歩く場合は、登山靴を履いて行った方が良いです。

私は登山靴の中でもトレッキングシューズを選択して日本の自宅から履いていきました。

理由は少しでも荷物を減らしたかったので…(苦笑)

本当はハイカットのトレッキングシューズを履きたかったのですが、ハイカットシューズで街中は歩きたくなかったこともあり、ローカットのトレッキングシューズにしました。

結論としては、デスバレー、ヨセミテ、セコイア&キングスキャニオン、全てローカットのトレッキングシューズでOKでした。

バッドウォーターでは、歩いていて滑ったり危険なことは無かったです。

とはいえ、デスバレー自体は悪路の観光スポットもあるので、スニーカーでハイキングはおすすめできません。

デスバレーを含め、アメリカの国立公園には登山靴で来ることをおすすめします!

悪路の歩きやすさが全く違いますよ。


駐車場

バッドウォーターの駐車場

バッドウォーターには、駐車場と展望台が併設されています。

駐車場の写真を撮り忘れてしまったので、写真が小さくて申し訳ないです(苦笑)

一般車両が50台程度は停められるスペースがありますが、6月の16時頃でほぼ満車でしたので、7月~8月の夏本番になるともっと混みそうですね。

バリアフリーの駐車スペース、キャンピングカーの駐車スペースもありますが、絶対に停めないようにしましょう。


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トイレ

バッドウォーターのトイレ

バッドウォーターには、ちゃんとしたトイレがあります。

ただ、汚すぎる上に、暑すぎるので男性はトイレのドアを開けたまま利用していました。

ちょっと日本では考えられない想像を絶する汚さだったので、出来れば利用したくなかったのですが、仕方なく利用しました…。

あと、デスバレーは水道が通っていないので、手洗い場がありません。
ウェットティッシュは必須ですよ!


料金

1車両(4人まで)の乗車で、$30.00の料金がかかります。

国立公園に入るためには、2つの支払い方があります。

  • アメリカ国立公園 年間パスを購入
  • 国立公園内で入園チケットを購入

私は現地で購入する手間と複数の国立公園をお得に周遊したいので、年間パスを購入しました。

購入方法やどれだけお得かについては、別記事でまとめていますので、参考にしてくださいね。


▼年間パス購入の記事はこちら


バッドウォーターの注意点

バッドウォーターの注意点:水分補給はこまめにしよう

バッドウォーターだからこその注意点が2つあります。

  • こまめな水分補給
  • 紫外線対策

この2点については、ぜひ注意してバッドウォーターを楽しんでほしいです!


水を2リットル~4リットル買っていこう

バッドウォーターは、デスバレーにおける観光スポットの中で、断トツに一番暑かったです。

デスバレーに来る時は、水を1人 “2リットル~4リットル” 持ってくると安心です。

私は事前にスーパーで1ガロン(約3.8リットル)の水を買っていきました。

最終的に7割ほど減っていましたので、3リットル弱は飲んでいたことになりますね。

とにかくデスバレーに限らず、アメリカの国立公園で遊ぶ際は、必ず多めに水を持っていくことが大事です。


紫外線対策は入念にしよう

明らかに直射日光が強かったことを覚えています。

デスバレーはどこに行っても暑かったのですが、バッドウォーターだけは段違いでした。

ぜひ、帽子着用、日焼け止めの塗り忘れが無いようにしてくださいね。


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まとめ:バッドウォーター

まとめ:バッドウォーター

それでは最後に、バッドウォーターのまとめです。


  • デスバレーで一番のおすすめスポット
  • とにかく暑いので水は2リットル以上持っていくこと
  • 体力と水が残っていれば、片道1.5キロのハイキングにトライしよう
  • 行く時期は6月~9月頃までがおすすめ
  • 紫外線対策は入念にしよう


最後まで読んでいただきありがとうございました!

凄く暑すぎる場所でしたが、行く価値はあります。
ぜひデスバレーに行った際にはバッドウォーターに行ってみてくださいね!

それでは!

デスバレー大好き、ジャッキー(@jacky_top_usa)でした!

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